新人看護師・プリセプターの悩みや不安



新人看護師として初めてスタートしたとき、心のなかにはたくさんの悩みや不安を抱えているという人も少なくありません。

そんな新人看護師を温かく見守りながら指導していくのがプリセプターですが、プリセプター自身の胸のなかにも悩みや不安はあります。


新人看護師の悩みや不安で最も多いのが「仕事ができない」「やり方が分からない」「失敗しそうで怖い」ということです。

なかでも、新人看護師が苦手とする業務の代表格が「注射・点滴・採血」ですが、こうした技術系の業務は失敗が許されないという不安感や恐怖心があると同時に、患者からの苦情も出やすいものなので特に上手くできないという悩みを持つ看護師が多いようです。


一方、プリセプター側からも新人看護師の注射や点滴に関しては不安を感じるという声が上がっています。

プリセプターは「新人だからできなくて当たり前」とは思うものの、忙しい看護の現場でいつまでもできないのでは困るがどのように指導していいか分からないと悩んでいます。なぜなら、技術系の業務は看護師としての知識だけでなく、手先の器用さなども関係してくるため教えさえすればできるようになるとは限らないからです。




初めて社会人になった新人看護師の不安や悩みで上位にランキングされるのが「人間関係が上手くいかない」という問題です。

多くの新人看護師は希望や抱負を胸に医療の現場にデビューしたものの、実際の仕事の場では「ある先輩に毎日ミスを指摘されてツライ」「先輩に何をやってもダメといわれて病院に行くのが怖い」という悩みを抱えています。


先輩看護師のなかには仕事に厳しいタイプや相性の合わない新人に対してハードに当たるタイプもおり、そういった先輩といっしょに働くことで心身ともに疲労してしまう新人看護師も多数いるようです。


一方、プリセプター側でも「向上心ややる気が見えない」「何を注意しても改善が見られない」といったタイプの新人に対して悩みを感じているケースもあります。
プリセプターが努力して指導しても良い結果が得られない場合、「自分はプリセプターに向いていない」「新人を指導できる能力がないのかもしれない」と感じ、「今後どうやって指導していけばいいのか分からない」と不安になる人も多いのです。


その他の新人看護師の悩みや不安としては、「看護師としての能力不足を感じている」、「職場のやり方に疑問を感じる・納得できない」、「現在の診療科に向いていない」、「残業や夜勤が多く体力の限界を感じる」などが挙げられます。
新人看護師の場合はむずかしいケースもあるでしょうが、心身ともに限界を感じているなら職場環境を変えてみるというのも問題解決のための方法のひとつかもしれません。


プリセプター側のその他の悩みや不安としては、「新人のミスを自分の責任にされる」、「新人指導をすべて押し付けられる」、「プリセプティが年上で上手くいかない」、「何も相談してもらえない」などが挙げられています。
自分が希望してプリセプターになったわけではなく、業務の一貫として新人看護師のプリセプトを行なっているという意味合いからするとかなりの負担といえでしょう。


一日も早く仕事を覚えたい、叱られないようにしたいと考えている新人看護師と、どのように指導すれば早く覚えてもらえるかと考えているプリセプターは似た悩みを感じているといえるのかもしれません。

以下では、新人看護師やプリセプターの悩みについての記事をまとめましたので、よかったら参考にしてください。

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どうしても人間関係がうまくいかないと感じたら・・

今いる職場で、先輩看護師や後輩看護師と上手くやれれば一番ですが、人間関係となると、どうしても努力でもどうにもならない部分もあります。
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