転職活動の合間や、育児をしながらなど、常勤でもパートでもなく単発で看護師の仕事をしている、または検討しているという人はたくさんいます。
看護師の仕事を単発で、というと想像がつきにくいという人もいるかもしれませんね。どんな種類の仕事があるのか、また収入はどのくらいかなど、看護師の単発のお仕事についてまとめてみました。
看護師派遣の単発のお仕事はどんなのがある?
デイサービスなどの介護施設
単発の仕事としてもっとも多いのが、デイサービスなどの介護施設での業務です。デイサービスでは、朝の利用者を受け入れるところからバイタルチェック、食事の見守り、服薬管理といった、介護施設に必要な看護師の業務を単発で行なうお仕事になります。
完全介護の施設では、単発で夜勤のある仕事を募集していることもありますが、介護業界での単発の仕事はデイサービスが多く、ほとんどが日勤での募集です。
介護業界では、正看護師はもちろん准看護師の募集も多いため、准看護師の仕事を探しているという人にもおすすめです。介護施設での単発のお仕事は、1日のみの単発も可能な仕事が多く、日銭を稼ぎたいという人に適しています。
こうした単発での募集では、月3~4日など、あらかじめシフトを決めて、少ない日数だけ出勤するという働き方も可能です。
その際、常勤だとシフトは担当者がすべて決めてしまうのに対し、単発の場合は自分で好きなところだけ入ることができるのが特徴。家庭や育児との両立をしたいという方にはとても助かりますね。
クリニックでの看護業務
クリニックで外来の診察介助業務を行なう単発のお仕事もあります。採血や点滴といった処置ができる看護師を募集していることが多いため、准看護師ではなく正看護師を求めているクリニックが多いです。
1日のみの単発業務も可能ですし、やはり自分の都合のよい日にシフトを入れて、月に数日働くといった形でもお仕事をすることができますが、デイサービスと比べると、クリニックでの看護業務はかなり募集が少ないと思われます。
「単発でも病院やクリニックで働きたい」という人は、募集情報をこまめにチェックされることをおすすめします。
単発のお仕事のメリット・デメリット
メリット
冒頭でも挙げましたが、単発でのお仕事のメリットは、やはり「自分の都合に合わせて働くことができる」という点ではないでしょうか。
小さいお子さんのいるご家庭の場合、子どもを預けられないので常勤やパートでの仕事はできないけれど、この日だけおばあちゃんが子どもを預かってくれるので働ける、などという日もあると思います。
そうしたチャンスに1日でも働くことができれば、収入を得られるのはもちろん、毎日家にいるお母さんのよい気分転換にもなりますよね。
次に単発のお仕事で挙げられるメリットは、「わずらわしい人間関係がない」という点です。看護業界は女性が多い職場ということもあってか、人間関係に悩む人がとても多く、退職理由の上位にも挙げられています。
単発であれば、その日だけ与えられた仕事をこなせばいいので、自分にとって必要ないと思われる人間関係を構築する必要もありませんし、トラブルに巻き込まれる心配もありません。
デメリット
単発のお仕事のデメリットは、ほかの職種でもいえることですが、毎回新しい職場に入るので、緊張したり仕事を一から覚えるなど、何かとエネルギーを消耗するという点が挙げられます。
同じデイサービスのお仕事でも、施設によってスケジュールや仕事の流れは多少なりとも異なると思われますので、毎回仕事の説明を受けて、都度その流れに合わせて働くことは、かなり心身ともに疲れそうですよね。
あとは、同じ現場に一定期間いられないので、仕事を通した友人ができにくいという点も単発でのお仕事のデメリットだといえると思います。
社会人になってからは、職場での友人関係が中心という人が多いですが、単発だと1日のみのお付き合いなので、友人関係まで発展しないため、仲良しの友達というのはなかなかできません。周りはいつも顔を合わせている人同士なので、業務中に疎外感を感じるという人も。
単発のお仕事にはこのようにメリットとデメリットの両方がありますので、ご自身の適正や環境などを加味しながら、応募を検討してみましょう。
- 看護師の単発の仕事は、デイサービスやクリニックでの看護業務が多い
- デイサービスでは健康管理や食事の見守りなどの看護業務が中心
- クリニックでは外来の介助業務が中心、正看護師の募集が多い
- 単発でのお仕事のメリットは、自分の都合に合わせて働けること
- わずらわしい人間関係に悩まされることがないという点もメリットとして挙げられる
看護師派遣だけで生活できる?給料・年収は?
看護師パートの求人サイト、人気ランキング
コメントを残す