看護師の貯金(預金)はどのくらい?



看護師は一般的な女性の職業と比べると給与レベルが高いといわれていますが、どのくらいの貯金(預金)をしているのでしょうか?ここでは看護師の貯金額のデータを紹介するとともに、貯金がない人とある人の特徴や貯金額を増やす方法をまとめてみました。


看護師の貯金はどのくらい?



看護師のみなさんのなかには「他の人はどのくらい貯金しているの?」と気になる人も少なくないでしょう。ある企業のアンケート調査によると、働く女性の貯蓄額の平均は約328万円という結果が出ています。

年代別に見ると20代は約203万円、30代は443万円、働き方別に見ると正社員は約466万円、派遣スタッフは約235万円という結果でした。

では看護師の貯蓄額はどのくらいになっているのでしょうか?

看護師の貯蓄額で多いのは?

看護師の貯蓄額を調査したアンケートによると、次のような結果が出ています。

    《貯金(預金)の総額》
  • 0円…約14.0%
  • 50万円未満…24.0%
  • 50~100万円…13.0%
  • 100~200万円…13.0%
  • 200~300万円…2.0%
  • 300~500万円…17.0%
  • 500~1000万円…10.0%
  • 1000万円以上…6.0%

貯蓄額で最も多いのは、50万円以下が約24%ですが、これは働き始めたばかりの新卒看護師が含まれているためと考えられます。0円の約14%も同様です。

次いで、多いのは300~500万円で、全体の約17.0%を占めています。これは働く女性の平均貯蓄額328万円より高い水準にある金額です。その後50~100万円と100~200万円の約13%の2つの金額帯が続き、全体の約26%を占めるという結果になっています。


一方、貯蓄額が500万円以上が約10%、1000万円以上が約6%という結果も出ています。年収平均が470万円といわれる看護師の収入から考えると、働き始めて数年で500万円以上の貯蓄をするのは少し難しいかもしれません。

次に、どの年代の看護師が貯蓄額が多いのかを見てみましょう。

看護師の年代別・貯蓄額は?

看護師の貯蓄額を年代別に見ると、最も多いのが50代の約485万円です。逆に最も低いのが20代で約205万円という結果が出ています。一般的に貯蓄というのは年々増えていくもので、年齢を重ねていくほどに貯蓄額が高くなっていくのは当然の結果といえるでしょう。ちなみに30代の看護師の貯蓄額は約245万円、40代は約430万円と段階的に増えています。

貯蓄は日々の積み重ねといわれますが、看護師のみなさんは毎月どのくらいの貯金をしているのでしょうか?上記のアンケート調査の結果から、毎月の貯蓄額とその割合を見ていきます。

    《毎月の貯金(預金)額》
  • 0円…約22.0%
  • 1~3万円未満…18.0%
  • 3~5万円未満…13.0%
  • 5~10万円未満…38.0%
  • 10~20万円未満…6.0%
  • 20万円以上…1.0%

毎月の貯蓄額で最も多いのは、全体の約38%を占める5~10万円という結果になりました。少し高めの金額ではあるものの、未婚で実家暮らしの人や既婚で夫婦共働きという人に多い貯蓄額のようです。

毎月の貯金額が0~3万円という人も全体の4割を占めていますので、無理せずコツコツ続けることが重要という考え方もできます。逆に毎月20万円以上貯蓄しているという看護師がいることに少し驚いた人もいるかもしれません。

(データ出所:「働く女子322人の最新リアル・マネー事情」、とらばーゆ)
(データ出所:「ナース貯金事情まとめ」、看護roo)


貯金がない人の特徴・貯金が多い人の特徴



看護師に限らず、貯金がないという人と貯金が多いという人には特徴があります。

貯金がない人の特徴とは…

・つい買ってしまう
「目についたから」「給料が入ったから」「テンションが上がったから」といった理由で、つい何かを買ってしまう人は貯金ができないというデータがあります。看護師でいえば仕事帰りのコンビニでついお菓子を買う、給料日にデパチカで高い総菜を買う、夜勤明けに服や靴を購入するというタイプです。

・お金の管理ができない
「金銭感覚がおおまか」「家計簿をつけたことがない」「財布に入っている金額が分からない」といった人は貯金ができないという傾向があります。あまり現金を持ち歩かず、クレジットカード頼りというタイプもお金が貯まらないタイプです。

・人づきあいを断れない
「気が弱い」「誘われるとうれしくなる」「みんなでパッと出掛けたい」という人は貯金ゼロの可能性があります。気分が盛り上がると散財したり友人に食事やお酒をおごってしまうという人も貯金ゼロになりがちなタイプです。

貯金が多い人の特徴とは…

・迷ったら買わない
貯金が多い人によく見られるのが「迷ったら止める」「余計な物は買わない」「セール品でも衝動買いしない」という行動パターンです。こういう人は給料日でもボーナス日でも、迷ったら買わないというタイプなのです。

・お金は分けて使う
銀行口座を2つ以上作り、給料日にはお金を分けて預金しておくというタイプです。家計費の口座、服や化粧品に使うお金の口座、預金専門の口座といったように予算ごとに分けておくとお金の管理がしやすくなります。

・買い物は計画的にする
日常的な買い物は予算内で済ます、大きな買い物はじっくり検討してから購入するというタイプです。値段の高い家電などはインターネットで下調べをし、実際に店舗で実物を見てから決めるなどの工夫をするなど慎重に行ないます。


浪費癖のある看護師が貯金額を増やすには?



貯金額を増やすための「誰でも簡単にできる5つの方法」を紹介します。

1.目標額をしっかり決める

「お金を貯めたい」「預金額を増やしたい」と漠然と考えていても貯金は貯まっていきません。確実に貯金額を増やすには、目標とする金額をしっかり決めることが重要です。当然のことながら「○○までに100万円」といった大まかなものではなく、「今年の12月31日までに貯金を○○万円にする」などのハッキリした目標を決める必要があります。

2.自動的に定期預金をする

自分でお金を貯められない人、ついついお金を使ってしまう人は自動的に貯金ができるシステムを利用しましょう。毎月の給料から自動的に一定金額が貯金される「給与天引き預金」、銀行口座から自動的に貯金される「自動積立預金」等がおすすめです。勤務先に利率や税金が有利になる「財形貯蓄制度」があれば、ぜひ活用してみましょう。

3.コツコツ貯金額を増やす

「給料日には必ず1万円貯金する」「地道に500円玉を貯金箱に入れる」「銀行預金を引き出したら1000円ヘソクリする」など、コツコツ貯金額を増やすという方法も有効です。貯まったお金は「決めておいた日」または「決めておいた金額」になったら、前もって作っておいた定期預金の口座に追加するようにしてください。

4.アルバイト・副業をする

看護師のWワークも当たり前の時代になってきました。忙しい・疲れている・時間がないと大変な毎日を送っている看護師でも工夫次第でアルバイトや副業は可能です。よくある働き方としては事務系のアルバイト、ネット利用の在宅ワーク、デイサービスの短時間バイト、単発のイベントナース、健康診断バイト、治験関連バイトなどがあります。

5.転職して給料アップする

貯金額を増やすために効果的な方法が「収入を増やす」ということです。年収や給料が増えれば、無理をせずに貯金を増やすことができます。現在の職場で給料アップを目指すというやり方もありますが、環境を変えて年収アップを目指すというのも賢い方法ではないでしょうか。特に現在の職場の給料に不満を感じているなら転職にトライしてみましょう。

年収や給料の条件が良い転職先を探すなら、看護師専門の転職サイトを利用すると便利です。一般には公開されていない優良な非公開求人を紹介してもらうことができます。

<看護師の貯金(預金)はどのくらい?まとめ>

  • 看護師の貯金額は300~500万円が平均的
  • 貯金ゼロの人もいれば1000万円以上の人もいる
  • 毎月の貯金額は5~10万円という人が最も多い
  • 貯金がない人の特徴はお金の管理ができないタイプ
  • 計画的にお金を使う人は貯金が多いタイプである
  • 自動積立預金や財形貯蓄ならお金が貯めやすい

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