ナースセンター、転職相談でひどい目に!



ナースセンターとは、日本看護協会が運営している公的な転職機関です。看護師の転職で活用されている機関になりますが、ナースセンターに転職相談に行ったけれど、思うように転職がスムーズに進まなかったり、何らかのトラブルが発生するなど、困った経験をした人が多いのだとか。

ここでは、ナースセンターでのマイナスな事例などについて触れています。


ナースセンターの評判が悪い理由について


相談員が看護師であるが、転職に関しては詳しくない

ナースセンターで転職相談を受けてくれる相談員は、看護師の資格を持っています。

その上で所定の研修を受けて、転職相談に関する知識を習得して相談員として働いていますが、転職に特化して学んできたわけではないので、看護業界には詳しいけれど転職相談には向いていない人が多いようです。

さらには相談員が看護師の経験者だからか、希望条件などを伝えるとお説教じみたことを言われると、利用を敬遠する人もいます。これはちょっと困りますね。

自分でやらなければならないことが多く、ナースセンターを利用する意味が無い

ナースセンターを通して転職をする場合、まずはナースセンターへの登録作業を行なうところから始まります。その後相談員に転職にあたっての相談をしたり、ナースセンターのデータベースから求人情報を検索するなどして、転職先を探します。

そして、転職希望者が希望の求人情報を見つけると、ナースセンターの担当が紹介状を作成してくれますので、希望者は自分で募集先に連絡をして、紹介状を持って面接に行くという流れで転職活動が進んでいきます。


一連の流れを冷静に見てみると、ナースセンターは紹介状を書いて渡してくれるだけで、転職活動における支援がほとんどないというのが現状です。

求人情報は自分でインターネットで見つけることができますし、求人先に連絡するのも自分で行わなければならないのであれば、ナースセンターを利用する意味が無いと感じるのもうなずけてしまいます。


こうしたことから、看護師の転職にあたってナースセンターを利用する人は減っていて、逆に民間の転職コンサルタントを利用する人が増えているようです。

転職コンサルタントは、その人のスキルに合った転職先を見つけて紹介してくれるところが多いですし、求人先へのコンタクトもコンサル側で行ってくれます。

希望条件においてもできるだけマッチした就業先を探してくれますので、ナースセンターの利用に抵抗を感じる方は、民間の転職コンサルタントを利用するのもひとつの方法です。


ナースセンターでひどい目に!実際にあった残念な出来事


高圧的な相談員が多く、嫌な思いをした

ナースセンターの利用において、こうした感想を述べる看護師が非常に多いそうです。相談員が上からものを言う人が多く、二度と利用したくないと思ってしまう人もいる様子。

「そんな甘い考えじゃ転職なんてできない」「人生甘く見すぎている」など、そこまで言わなくても……と思ってしまうことをいう相談員もいるようですので、利用するのが怖くなってしまいますね。


ほかにも、転職相談をしたいけれど、まずは電話をしてみようとかけたところ、「インターネットで登録をして自分で求人情報を検索してください」と言われて終わってしまった、という人もいます。

これでは前述の通り、ナースセンターに相談員が存在する意味がありません。

「実務経験のない人には仕事は紹介しない」と言われた

看護師は慢性的な人材不足が続いていて、看護師免許を習得したけれど、家庭の事情などから実務に入れないまま数年が過ぎてしまった、という人や、看護師としての実務経験が浅い時期に結婚や出産などで現場を離れてしまい、そのままかなりのブランクができてしまったなど、キャリアがあまりない人の支援を積極的に行っている病院がたくさんあります。

そのため、ブランクがあっても就業できるのではという思いからナースセンターに相談に出かけたのに、「実務経験がない人には仕事は紹介しません」と言われて追い返されるように終了してしまったという人がいるそうです。


ナースセンターのホームページや、施設内には「ブランクのある方も気軽にご相談ください」と書いてあるにも関わらず、こうして相談にも乗らないというのは、ナースセンターは何のために相談するのか、と思ってしまいます。

転職支援機関は、公的機関や民間機関に関わらず、自力での転職がうまくいかない人を支援するために存在しているはずです。


担当した相談員がどのような考えで希望者と話をしたのかはわかりませんが、こうしたエピソードを目にしてしまうと、ナースセンターを利用したいという気持ちが失せてしまいます。

こうした意見は全国のナースセンター利用者から報告されており、さまざまな意見が買わされています。


もちろん、数多いナースセンターの中には親切に相談に乗ってくれ、転職の支援をしてくださる相談員もいると思われますが、少なくとも口コミなどではマイナスが意見が多いのが現状です。

ナースセンターの品質が悪くなれば、看護師の人材不足が一向に解消されないのはもちろん、よい環境に就職できる看護師もどんどん少なくなっていってしまいます。利用者の声を真摯に受け止め、ぜひナースセンターの品質向上に努めていただいたいものです。

<ナースセンター、転職相談でひどい目に!・まとめ>

  • ナースセンターは、日本看護協会が運営する看護師の公的な転職支援機関
  • ナースセンターを利用しても転職に有利にならないという人が多い
  • 相談員の転職における支援能力が乏しく、自分で作業する手間が多いため
  • ナースセンター利用の体験談として、高圧的な相談員に嫌な思いをさせられたという人が多い
  • 民間の転職コンサルタントを利用するのもひとつの方法である


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