夜勤専従看護師の求人先選びの注意点(給料など)



夜勤専従看護師は、その名が示す通り、夜勤専門シフトで勤務をする看護師です。

夜勤専従看護師は、その給与の高さやライフスタイルに合わせた勤務が可能として人気を集めていますが、実は求人案件や勤務先によって、業務内容や雇用形態、待遇が異なります。

そこで今回は、夜勤専従看護師の実情について少し詳しく見ていきましょう。


夜勤専従看護師とは



夜勤専従看護師は、夜勤を専門として勤務する看護師を指します。雇用形態はパートやアルバイトが主体ですが、常勤、非常勤の求人も少ないながら存在します。

夜勤専従看護師が誕生した背景には、一般的に「72時間ルール」と呼ばれる夜勤時間の制限があります。これは「看護職員の月平均夜勤時間を72時間以内にする」というもので、このルールに照らすと、例えば2交代制の場合、月4回が夜勤の上限となります。


看護師の働き方や雇用形態、勤務体系が多彩になりつつある今、仕事と家庭を両立するために日勤のみを希望する方や、身体的な理由から夜勤を避けざるを得ないという方でも、自分に合った働き方ができるようになってきています。

ここで問題となるのが夜勤ができる看護師の不足だったのですが、その問題を解決するために、72時間ルールの制限を受けることなく夜勤を行うことができる夜勤専従看護師が生まれたという訳です。

夜勤専従看護師は、お給料がよく日中の時間に余裕があるといったメリットがあり、自分の時間を大切にしながら効率良く稼ぎたいという方に人気のある働き方で、求人にも応募が集中する傾向にあります。


夜勤専従看護師の給料



夜勤専従看護師の給料は高水準だというイメージが強いですが、実際にはどうなのでしょうか?

夜勤専従の場合は、時給・日給で給与が支払われるケースが主となっています。夜勤一回当たりの給料の相場は拘束時間などによって異なりますが、一般的には以下のようになっています。

  • 2交代制 30,000円前後
  • 3交代制(準夜勤の場合) 18,000円前後
  • 3交代制(深夜勤の場合) 23,000円前後

このように一口で夜勤専従看護師といっても、働き方や拘束時間、雇用形態などによって給与は異なります。

とはいえ時給換算で考えるならば、確かに夜勤専従看護師の給与は高額となっています。他業種と比べれば「驚くほどもらっている」ということになると言えるでしょう。

この高水準のお給料は、基本給に夜間勤務の夜勤手当が上乗せされている結果であるため、労働に見合った正当な報酬となっています。


夜勤専従看護師に向いている人とは?



夜勤専従看護師は、病院などの勤務先によって人数の差はあるものの、一般的に日勤よりも少ない人数で業務を回しています。

勤務先によっては夜勤担当は夜勤専従看護師1人体制といったところもあるため、1人でも冷静かつ迅速に業務を回せるだけのスキルや経験が必要となります。

そのため、

・患者さんの状態悪化時や急変時に自分で判断をし、的確な対応ができる能力を持つ
・引き継ぎ記録や患者さんの疾病などを併せて確認し、夜間何に注意を払い、どのような観察を行いながら看護すべきか判断できる
・採血や吸引、ルートキープなどを一人で完結できる、最低限のスキルや手技を持つ

これらのスキルや能力が求められます。


加えて、スキルや個人の素質・能力以上に重視されるのが「看護師としての責任感をどの程度持ち合わせているか」という点です。

夜勤専従看護師は少ない人数、ともすると個人で、急変や緊急事態などに対応しなければなりません。状況を把握・判断して、その時々で適切な対応をすることはもちろんのこと、その対応が「自分自身に委ねられてること、責任があるということ」を自覚していることが、何よりも大切になります。


そのため、業務において「人の指示を待って行動を起こす」という方ではなく、「自分の判断で行動を起こす」という方に適正があると言えるでしょう。

また、基本的なことですが夜勤を続けることができる生活リズムを持つ方の方が、働いていて負担は少なくなります。夜勤専従は昼夜逆転した生活となるため、健康面や人付き合いの面で悪影響が出やすい傾向にあります。


一般的な生活を送る人間が眠っている時間帯に働くということは、自然のサイクルに逆らい、生活リズムを自ら崩すことに他なりません。

こういったリスクの大きな働き方に慣れることができる、社会的な繋がりが薄くなることを納得できるという方でなければ、夜勤専従看護師を続けていくことは難しいということを、しっかりと心に留めておきましょう。

<夜勤専従看護師に向いている人>

    ・日中の時間を家族のために使いたい、勉強の時間に充てたいなどの目的がある人
    ・少ない勤務時間で効率良く稼ぎたい人
    ・体力があり、昼夜逆転の生活でも耐えられる人
    ・一定の看護スキルや病床経験があり、1人体制の現場でも冷静な対応・対処ができる人


    <夜勤専従看護師に向いていない人>

    ・看護師としてスキルアップ・キャリアアップを目指している人
    ・一定の看護スキルや経験・実績がないような新人看護師の方
    ・夜勤に耐えられるだけの体力に自信が持てない方
    ・ルーチンワークが苦手な方
    ・即戦力となり得ない人


夜勤専従看護師の求人選びの注意点



夜勤専従看護師の求人を探す上でネックとなるのが、その求人数の少なさです。日勤を希望する看護師の方が増加傾向にあるとはいえ、まだまだ夜勤専従看護師を常に必要とする病院や医療機関は少ないというのが現状です。

そのため、夜勤専従を希望する方に対して求人数が少ない傾向にあり、ある意味、求人における「需要と供給」が釣り合っていない状況にあります。


さらに、給与が高額といった条件の良い求人に関しては、応募者が殺到するのを避けるために転職支援サイトや求人サイトで「非公開求人」として掲載されていることが多く、インターネットで普通に検索しただけでは見つけることができないケースがほとんどです。

これらを踏まえた上で、希望に近い夜勤専従看護師の求人を探す方法をご紹介しましょう。

1.求人検索に特化したサービスを活用する

インターネット上には、病院の採用ページや求人サイト、転職支援サイトに掲載されている情報などを、一括で検索できる求人検索エンジンがあります。

代表的なものに「indeed」などがありますが、これらの検索エンジンでは細かなキーワード検索が難しいため、このエンジンで求人の詳細な情報を探すというよりも、どのような求人が出ているのかチェックするなど、参考程度に留めておくと良いでしょう。

2.e-ナースセンター(看護協会)を利用する

e-ナースセンターとは、日本看護協会による求人情報を閲覧できるインターネットサービスです。

応募には会員登録が必要ですが、求人の閲覧のみで済ます場合は個人情報の入力は不要です。

3.看護師専門の転職支援サービスや求人サイトを活用する



看護師専門の転職支援サービスや求人サイトは、e-ナースセンターよりも取り扱う求人数が多く、多種多様の案件・情報が集まっているため大変有用です。

また、見逃せないのが無料でキャリアコンサルタントやアドバイザーを利用できる点で「こういった条件の夜勤専従求人を探して欲しい」と相談すると、条件に合った求人を紹介してもらうことも可能です。

また、一般に出回らない非公開求人を確認できるというのも大きなメリットです。夜勤専従の求人を探すのに、最も適したサービスだと言えるでしょう。

<夜勤専従看護師の求人先選びの注意点のまとめ>

  • 夜勤専従看護師は、その名の通り夜勤を専門に行う看護師を指す
  • 夜勤専従看護師の給与が高額なのは、夜勤手当が含まれているため
  • 夜勤専従看護師には、能力やスキル、資質、体力面などで向き・不向きがある
  • 夜勤専従看護師の求人を効率良く探すには、転職支援サービスや求人サイトを活用するのが良い

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