主任看護師の仕事と役割



看護師には看護部長や師長などさまざまな役職がありますが、そのなかで中間管理職的な位置を占めるのが「主任看護師」です。

主任看護師は一般的にキャリア10年くらいの看護師が就く役職で、職場内で選ばれてこの地位に就くケースもあれば求人サイトなどで募集して人材を登用するケースもあります。

ここでは、看護師の役職のスタート的な位置にある主任看護師の仕事や役割について紹介していきます。


主任看護師の主な仕事と役割としては次のものが挙げられます。


・直属の上司である「師長」や「副師長」の補佐業務
 師長や副師長は部署の看護師全体を束ねる役職です。主任看護師はこれらの直属上司の補佐業務を行ないます。

上司である師長や副師長に代わって病院の方針を一般看護師に伝えたり、逆に看護師たちの意見をまとめて上司に伝えます。


・非役職者である一般の看護師のサポート
 役職に就いていない一般看護師の現状を把握し意見調整や問題の解消を図るとともに、主任看護師だけでは解決できない問題に関してはその実情を師長や副師長に伝えて適切な対応が行なわれるように要請します。


・看護の現場での看護師管理と指導的業務
 一般看護師が適切に業務を遂行しているかを管理し、問題点を速やかに把握して改善を促したり助言を与えます。


たとえば看護師が立案した看護計画の点検やアドバイス、看護師から患者への検査説明などが適切に行なわれているかなどのチェックと指導、病室や診察室などのスペースが適切な状態に保たれているかを点検・指導するなど看護師の業務全般に亘る責任的役割を果たします。


・現場で働く一般看護師のまとめと管理
 職場の一般看護師をまとめ、業務がスムーズに行なわれるように尽力します。看護業務の適切化やスケジュール調整の補助、人間関係のトラブル解消、新人看護師を含めた新入職者のサポート、スタッフと看護師の関係調整など業務は山積しています。

主任看護師の役割は中間管理職的なものであると冒頭でお話しましたが、まさに師長・副師長を始めとする管理職をサポートしつつ現場で働く一般の看護師の統括やサポートを行なうという点では的確な表現といえるでしょう。


初めて主任看護師の役職に就いた人は管理される側から管理する側になるわけですが、いかに部下である一般看護師が働きやすい職場を作れるか、上司である師長や副師長に安心して任せてもらえるようになれるかキャリアアップ成功のカギとなるのかもしれません。

主任看護師は現在働いている職場での昇格以外にも、求人で募集されるケースがあります。

もし主任看護師の求人を探したいなら、求人情報が豊富な転職支援サイトを利用してみることをお勧めします。


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