耳鼻咽喉科への転職の注意点は?



患者数が多いことで知られている耳鼻咽喉科は、多くの看護師が働いている診療科でもあります。看護師が転職を検討するにあたり、耳鼻咽喉科へのキャリアチェンジを検討するケースも多いようです。

そこで、耳鼻咽喉科の仕事内容や転職における注意点などについてまとめてみました。


耳鼻咽喉科とはどんな科?

耳鼻咽喉科は、読んで字のごとく耳や鼻、喉の疾患を診療する科になります。

一般的には難聴や鼻水、蓄膿症、喉の痛みなどで診療にかかるイメージがありますが、耳鼻咽喉科の診療範囲はかなり広く、喉から続く器官の疾患なども診療の対象です。

そのほか、首の疾患なども耳鼻咽喉科の診療対象になります。


耳鼻咽喉科で働く看護師の仕事や収入


耳鼻咽喉科での看護業務とは

耳鼻咽喉科での看護師の仕事内容は、主に医師の診察をサポートしたり、聴力検査を行ったり、採血や注射といった一般的な看護業務が中心です。

小さいものだと、子供が喉や鼻の診療を受ける際に頭がグラグラしたり、鼻の粘膜採取を嫌がるときに頭を抑えて医師が診察しやすくしたり、健康診断などの一般的な聴力検査などがあります。

そのほか、中耳炎などを検査するときに行われるティンパノメトリー検査や、難聴などを調べる細かい聴力検査も看護師が行うことが多いです。

耳鼻咽喉科の看護師の収入

耳鼻咽喉科で働く看護師の収入は、その医療施設によって差があります。大学病院や総合病院などに設置されている耳鼻咽喉科では、手術のための入院などがあるため、それに伴い夜勤も発生することから給与が高めです。

大きい病院でも給与には差がありますが、一般的には400万円から500万円前後のところが多いと思われます。

クリニックや町の診療所的な病院では、夜勤などがないためかそれよりも少し給与設定が低く、平均すると300万円から400万円であることが多いようです。

耳鼻咽喉科の看護師に求められるスキル

耳鼻咽喉科では、非常に高度な医療スキルが求められるということは少ないようで、ブランクのある看護師が復帰の際に耳鼻咽喉科を希望することもあります。もちろんまったくノンスキルでよいということではなく、働きながら現場でスキルを磨くことができるということのようです。

耳鼻咽喉科には非常に多くの患者が診療に訪れますが、中でも子供の患者が多く、子供との関わりが上手な看護師は、スムーズに看護業務を進められるのではと思います。

特に子供は鼻水の吸引を嫌がったり、耳の診療を嫌がって泣いたりと診療がスムーズに行えない場面が多いので、そこで子供を上手に扱って診療しやすい状態にできるスキルは、診察の場で非常に重宝するでしょう。


耳鼻咽喉科で働くメリット・デメリット


夜勤のないクリニックなどが多い

耳鼻咽喉科はクリニックなどの夜勤のない医療施設が多いため、家庭を持っていたり、自分の時間を大切にしたいという看護師が働きやすいというメリットがあります。また日曜が休診というクリニックが多いのも、耳鼻咽喉科で働くメリットです。

患者とのコミュニケーションを求める看護師に適している

耳鼻咽喉科での看護業務は、子供のお世話や直接患者の耳や鼻などの疾患に触れる機会が多いので、患者との関わりを大切にしたい看護師に適した職場であるといえます。

また直接患者に触れて看護をすることで、患者から感謝の言葉をいただく機会も多いため、業務にやりがいを感じられるのも耳鼻咽喉科で働くメリットだといえるでしょう。

患者数が多いため仕事がハード

耳鼻咽喉科は数ある診療科の中でも、患者薄が非常に多いです。患者数に比例して業務も増えますので、診療時間中はかなり忙しく、ハードな業務になるという点はデメリットのひとつとして考えられます。

流れ作業のように次々に検査や診療がは入るため、休憩もままならないことも考えられますし、診療時間内に受付した患者すべての診療が終わるまで業務は終了しないので、残業が多くなりがちです。


耳鼻咽喉科への転職、注意点は?


選ぶ医療施設を定めた求人探しを

前述したように、耳鼻咽喉科は夜勤のある大きい病院を選ぶか、クリニックを選ぶかによって働き方がかなり変わってきます。自分のライフスタイルを合わせて、どのような現場で働きたいかをよく吟味してから応募するようにしましょう。

求人情報が比較的多いので、情報を整理しよう

耳鼻咽喉科は忙しい診療科になるため、看護師の募集が比較的多いのが特徴です。転職を検討している看護師にはうれしい話ですが、情報が多いとその分どの求人情報が自分にとって条件がいいかということがわかりにくくなってしまいます。

こうしたときに転職サイトを活用すると、地域や給与設定などで情報を絞り込んで整理しやすい上に、複数の医療施設にまとめて応募できるといった機能が数多くあるのでとても便利です。

この記事のまとめ

  • 耳鼻咽喉科は耳や鼻、喉の診療を行う診療科になるが、その診療対象は幅広い
  • 耳鼻咽喉科の看護師は、医師の診察のサポートや検査、そのほか一般的な看護業務が中心
  • 耳鼻咽喉科では子どもや高齢者などとのコミュニケーションスキルが求められる
  • 転職の際には、医療施設によって働き方が大きく変わってくるため、吟味して施設選びをしよう
  • 耳鼻咽喉科は求人情報が多い診療科なので、情報を整理するために転職サイトを活用しよう



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