看護師、アレルギー科へ転職する注意点は?



シックハウス症候群や花粉症に悩む大人、小麦や卵へのアレルギーを持つ赤ちゃんなどアレルギー疾患の患者さんが増え続けており、これに伴ってアレルギー科を設置する施設が増加しています。

目や耳、鼻や喉、皮膚など複数の器官に異常が現れるアレルギー症状は多く、それらをまとめて診療できるアレルギー科は貴重な存在です。アレルギー科で働く看護師の仕事や役割、メリット・デメリットをまとめ、転職の際の注意点を確認します。


アレルギー科で働く看護師の仕事、役割

アレルギー科とは

特定の原因物質に触れたり、食べたりすることで、過剰な免疫反応として炎症を起こしたり、ショック症状が現れるのがアレルギー疾患です。

対象として、カビや動物、ラテックス、食べ物、花粉、ペット、薬剤などへのアレルギー症状、原因不明であったり生活環境を原因とした喘息、アレルギーによる肺炎や血管炎、胃腸炎、アナフィラキシーなど様々な症状を扱います。

内科、耳鼻咽喉科、皮膚科、眼科と関係が深く、アレルギー科での診療のあと、それらの診療科で継続治療をする場合もあります。

アレルギー科の看護師の仕事



アレルギー疾患の治療の基本は内服のほか点鼻、目薬、吸入等の処置と、原因物質を避けるための生活指導です。看護師は患者さんの受付や案内、診療補助、処置を行い、生活指導やカウンセリングを担当します。

症状が重い場合や特定の検査が必要な場合には入院治療となるため、病床がある病院への勤務では、病棟業務や夜勤をすることになります。

近年では、原因物質に対して免疫を作る減感作療法や、手術による症状の緩和を目指すことがあり、看護師は新しい知識やスキルを身につけてサポートしていく必要があります。

アレルギー科の看護師の役割

慢性的な症状だけでなくいきなり強い症状が現れたり、アナフィラキシーなど生死にかかわる状態になることがあります。そのようなケースでも冷静に症状を見極め、すばやく必要な処置をするのが、アレルギー科で働く看護師の重要な役割です。然るべき勉強をし、経験を積んでおく必要があります。

患者さんやその家族の心のケアも大切です。治療が長期間にわたるアレルギー症状の辛さ、ケアの大変さは経験者でないと分からない部分があります。精神的なケアを忘れず、症状や生活での注意点について真摯に指導することで、信頼関係を築いておくのも看護師の役目です。


アレルギー科で働くメリット・デメリット


メリット

・活気がある職場
年配や重症患者さんの多い診療科では雰囲気が静かで重くなりがちですが、アレルギー科には赤ちゃん、子供、大人、高齢者と幅広い年代の患者さんがいます。活気のある雰囲気の中で、テキパキと働くことができます。

・最先端医療を学ぶことができる
アレルギー疾患の増加に伴って、鼻腔へのレーザー治療など次々に新しい治療技術が導入されており、これらを用いた治療をサポートする機会があります。色々な治療法を知ることで看護師としてのスキルアップが期待できます。

・患者さんに向き合った看護ができる
アレルギー疾患の治療は長期間にわたるため、患者さんは定期的に通院を繰り返します。患者さんの発症から改善までを見守り、医師や患者さん、ご家族と一丸になって治療に取り組むことで、看護師としてのやりがいや成果を感じられる点がメリットです。

例えば、アトピー性皮膚炎で夜も眠れないほど痒がっていたお子さんに対し、治療や投薬、お母さんへの生活面のアドバイスをした結果、症状が改善して「よく眠れるようになりました」と笑顔で言われるのが励みになる、という看護師の体験談があります。

デメリット

・患者数が多くイライラしてしまう患者さんも
アレルギー疾患の患者さんは多く、外来はたいてい混み合います。特に花粉症時期は人があふれるほどで、診療が終わるのが遅くなり、満足に休憩できない日は珍しくないでしょう。

痛みやかゆみを我慢したり、仕事の合間の通院で時間がなくなることでイライラしてしまう患者さんもいます。忙しい中クレームを言われるということもありますが、テキパキと仕事をしつつ患者さんへひと言かけるなど、ちょっとしたコミュニケーションが大事です。

・急変があり気を抜けない
何らかの原因で急に発作が起きたり、呼吸が困難になるなど急変に常に注意しなければならず、患者さんの容態に気を配る必要があります。集中力が欠かせず、緊張感に慣れないうちは疲れが多いかもしれません。


アレルギー科への転職、注意点は?



患者数の増加や新規のアレルギー科開設など、看護師の需要が増している診療科です。そのため施設によってはより好条件の求人も見られます。

夜勤や残業時間を確認しておく

クリニックなど病床の無い施設では日勤のみで働くことが可能ですが、混雑する診療科なので時間通りには診療が終わらないことが多くなります。

家庭と仕事を両立するためにクリニックを選んだのに、残業があまりに多いと負担が大きくなりかねません。事前に実際の残業時間がどのぐらいなのか、病床がある施設では月にどのぐらい夜勤があるのか、負担を確認しておきましょう。

求人先の実際の勤務状況については、面接では尋ねづらいこともあると思います。看護師専門の転職サイトを利用すると、エージェントを通じて色々と尋ねることができ、ミスマッチのリスクを減らすことができます。

ステップアップにつなげられるかどうか

将来のステップアップを目指す転職でアレルギー科の先端技術を学びたいという場合には、そのような診療を行っている施設を選ぶ必要があります。

転職サイトのエージェントに確認したり、職場見学で自分の目で見て雰囲気を感じ、ステップアップできるかどうかをしっかりチェックしておいてください。

<看護師、アレルギー科へ転職する注意点は?・まとめ>

  • 様々なアレルギー症状を扱い内科・耳鼻科・眼科・皮膚科と連携
  • 診療補助や処置、生活指導のほか、病棟勤務がある施設も
  • 急変の対応を勉強し、患者さんや家族の心のケアをする
  • 患者さんに向き合いながら最先端医療を学べるメリット
  • 混雑によるクレームや忙しさ、気を抜けない点がデメリットに
  • 夜勤頻度、残業時間、扱う診療レベルを確認しておく


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