有名病院の看護師の給料は安い?



普通の大学に通う大学生が、就職活動で知名度のある大企業への就職を希望するとします。厳しい面接試験を勝ち抜き、いざ入社してみたらその給料の安さにビックリ!新入社員である自分の給料が安いのはもちろん、社内で10年先輩の給料もそれほどでもない。もっと知名度のない会社に入社した大学の同期に聞くと、10年先輩の給料はその会社の方がずっと良い。

学生の就職活動でありがちな光景ですが、社会人経験のない学生から見える「良い企業」とサラリーマンから見た「良い企業」は違います。こうした知名度と実態のギャップは、社会に出てから思い知ることになります。これと同じことが看護学生についても言えます。


関東の看護学生が就職したいと思う病院は、聖路加国際病院・NTT東日本病院・虎の門病院・慶應義塾大学病院・東京大学病院などでしょう。一方、関西の看護学生が就職したい病院は、北野病院・京都大学病院などでしょうか。


こうした病院は一般の人にも名前も知られた有名な大病院です。こうした病院は給料も超一流と看護学生は期待してしまっているようですが、実態は一般の病院よりも給料が安いことで知られています。恐らく、看護学生の就職希望先として最も人気のある聖路加国際病院は看護師の教育制度はしっかりしているのですが、給料は平均より低いです。


ただし、こうした一流病院は給料こそ安いですが、新人看護師を教育する環境が整備されていることと、福利厚生も充実していることが多いです。ですので、給料こそ安いものの働きやすさや、育児と仕事の両立のしやすさから転職せずに同じ病院に勤め続けるという方もいます。

その一方で、3~5年勤めあげて実力を身に着けたところで、別の大手病院に転職する看護師も多いです。この場合、給料はグッと上がりますし何より有名病院で鍛え上げられているので、転職先でも重宝されることが多いです。加えて、有名病院からの転職とあって周囲からは一目置かれます(もちろん、それで見合った実力がなければ軽蔑されるのでしょうが・・)。


ですので結論としては、有名病院の給料は確かに安いですが、教育体制や育児休暇制度などの福利厚生などをトータルに考えれば、そこまで待遇が悪いとは言えません。ただそれでも、他病院との給料の違いから数年後に転職する看護師は多数いる、ということです。

ちなみに、有名病院の中でも唯一の例外は、慶應大学病院です。ここでは、知名度も抜群に高いうえに給料も高く、福利厚生もしっかりしています。しかしそれだけに、慶應大学病院への看護師・看護学生の就職・転職はかなり狭き門ではあります。


 看護師の転職サイト、人気ランキング

 20代からの看護師転職、注意点は?





看護師の転職サイト、おすすめは?

看護roo!
※九州・四国はサービス対象外です

 無料登録はコチラ



マイナビ看護師

 無料登録はコチラ


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です