看護師パートの悩みは?



「ブランクがあるからいきなり常勤に戻るのは不安」という場合や、「家事やプライベートとの両立を優先したい」という場合に、看護師パートであれば、時間を区切りつつも看護師の資格を活かして働くことができます。

そのように、パートという雇用形態を自分で選んだ場合であっても、いざ働いてみれば何らかの悩みが生まれるものです。そこで、看護師パートでよく聞かれる悩みの例についてまとめてみましょう。


看護師パート、どんな働き方?

パートにも、週に2回・1日5時間といった比較的少ない勤務から、週5日フルタイムといった常勤と変わらない内容の勤務まで、求人内容と自分の都合に合わせた色々な働き方があります。

例えば小学生の子供がいる場合、子供を登校させて8時半もしくは9時から勤務を始め13時まで、といった時間帯で働くことが可能です。未就学の子供を保育園に預ければ、さらに長時間働くことも可能でしょう。

配偶者の扶養範囲内で働くのか、それ以上働いてしっかり稼ぐのかでも、勤務時間やシフトに入れる日数が違ってきます。国家資格である看護師の時給はパートであっても高めなので、注意をしないと年収が扶養の上限額を超えてしまう可能性が十分にあります。


看護師パートの悩みとは


やりがいがない

パートで働く看護師からよく聞かれるのが、「パートは雑用ばかり」「患者さんを受け持てない」「仕事がつまらない」「常勤の人と仕事が区別されている」といった悩みです。

「看護師としての充実感や手応えを感じたい」という気持ちが、このような悩みとして表れていると言えます。


週に5日、フルタイムで勤めるようなパートであれば患者さんの受け持ちも可能でしょうが、週に2回や朝から5時間程度ではやはり患者さんの受け持ちは難しく、必然的に保清など、ある意味雑用とも受け取れるような仕事を受け持つことが多くなります。

ただし、一見雑用と見えるような仕事でも、無駄なものはありません。常勤看護師が手が回らない部分をパートが行うことで、より質の高い看護を提供できたり、仲間の役に立てているのです。


「雑用ばかり」「やりがいがない」と感じるかどうかは受け取り方次第であり、時間を区切って働くのであれば仕方がない部分でもあります。ただし、常勤とパートとの人間関係が悪いせいで、嫌がらせやいじめとして雑用ばかり押し付けられているというケースはまた話が別です。

雑用が多過ぎてオーバーワークになっていても相談できる人がおらず、結局退職することになってしまった、という例もあります。あまりにひどい場合には転職を考えたほうが良いかもしれません。

責任が重すぎる



やりがいがないという悩みがある一方で、「パートなのに責任が重すぎる」という悩みも聞かれます。人手不足の職場では、パート時間内ではこなせないような業務量や責任を担わされたり、プリセプターを任せられるなど、常勤同様もしくはそれ以上の負担を感じるパート看護師もいます。

しかもパートであるために残業代がつかなかったり、ボーナスはなく常勤のような福利厚生も期待できません。モチベーションにできるような条件なく、重い責任を負わされるのは不公平、と感じられてしまいます。

聞いていた条件と違う

パートでも常勤でも、転職時によく聞かれるトラブルです。例えば、求人では9時からと書かれていたのに、実際には準備のため8時半前には出勤しなければならず、子供を送り出してからのスケジュールがギリギリになって辛い、という体験談があります。

「面接では残業はほとんどないと聞いていたのに、時間内では終わらない仕事量を任されサービス残業になってしまう」「仕事の内容が聞いていたものと違う」といった悩みがあります。

他のスタッフの忙しさに、自分だけ「条件と違う」とは言い出せずに、結局我慢をして働き続けることになったり、上司に相談して改善してもらえたものの、そのことが理由で常勤看護師と人間関係が悪くなり職場に居づらくなってしまった、という例があります。

収入に関する悩み

収入アップのために始めた看護師パートなのに、なかには「仕事内容に見合わない」と感じるほど時給が安めである場合があります。常勤と同じぐらい責任ある仕事を任されているのに、時給が安めでボーナスがもらえず、昇給もなしとなれば、疲れとともに不満も溜まってしまいがちです。

逆に「収入が多くなり過ぎる」という悩みも起こり得ます。配偶者の扶養範囲内で働くつもりが、病院が忙しいからとシフトに入らざるを得なくなり、結局年収が不要範囲を超えて追徴課税されてしまった、というトラブルの場合です。

仕事内容や人間関係、働きやすさも大事ですが、看護師パートで自分が得たい収入に合った働き方ができるかどうかは、事前にしっかり確認しておきたいポイントです。


看護師パートで転職する方法



以上のような悩みがあって「自分にもっと合った勤務先があるのでは?」と感じたり、どうしても改善が難しい場合には、より条件に合う求人を探して転職するのもひとつの解決策です。

このとき、全ての条件が揃う職場はなかなかなく、自分が求める条件の「優先順位」を決めてから求人を探すのが、転職成功のポイントです。


地域やタイミングによっては、希望に合うパート看護師求人がなかなか見つからないことがあるでしょう。そんなときは看護師の転職サイトに登録してみると、看護師に絞った豊富な非公開求人から選ぶことができて、パートの条件も絞りやすく便利です。

時給交渉や実際の勤務時間の確認など、自分ではなかなか聞きにくいような情報も、サイトのエージェントを通じて事前に確認することができて安心です。

<看護師パートの悩みは?・まとめ>

  • 短時間から常勤同様の長時間勤務まで、様々な求人から選べる
  • もっとやりがいが欲しいという悩みには割り切りも必要
  • 常勤同様の責任を負わされオーバーワークになるケースも
  • 勤務時間や残業量、仕事内容が聞いていたのと違う場合がある
  • 時給が高すぎて扶養範囲内に収まらないトラブルの可能性
  • 条件の優先順位を決めて転職サイトの求人を探してみよう

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